小説読み上げ — 使い方

Web小説を音声で読み上げる Chrome 拡張機能

読み上げには3つの音声エンジンが使えます。 Chrome に最初から入っている音声なら、何もインストールせずに使えます。 VOICEVOXCOEIROINK をインストールすれば、そちらの声も使えます。どちらも無償です。

まず使ってみる

  1. 対応サイト(ハーメルン、カクヨム、小説家になろう、ノクターンノベルズ、アルファポリス)で小説の本文ページを開きます。
  2. Chrome のツールバーにある拡張機能のアイコンをクリックして、設定パネルを開きます。
  3. エンジンのタブは Chrome が選ばれています。「話者」から好きな声を選びます(日本語の声が上に並びます)。
  4. 「設定を保存」を押します。
  5. 小説のページに戻ると、画面右下に操作パネルがあります。▶ を押すと読み上げが始まります。

「設定を保存」は必ず押してください。 声を選んだだけでは反映されません。ここが唯一のつまずきポイントです。

操作パネル

読み上げ中は、画面右下のパネルから操作できます。

⚙ ボタンを押すと、本文をクリックしてその段落から読み直す設定や、 最終段落まで読んだら自動で次話へ進む設定などが変更できます。 イヤホンの再生ボタンでも操作できます。

VOICEVOX / COEIROINK を使う

どちらもパソコン上で動く無償の音声合成ソフトです。 Chrome 内蔵の音声より自然で、話者の数も多くなります。

拡張機能とは別にインストールして、読み上げ中は起動しておく必要があります。 インストーラは 1GB を超えます。

Chrome(初期設定)VOICEVOXCOEIROINK
インストール不要必要必要
音質ふつう高い高い
話者数数種類40キャラ以上やや少なめ
動作の軽さ最も軽い軽快やや重い
会話文の声を分ける非対応対応対応
費用無償無償無償

迷ったら VOICEVOX をおすすめします。話者が多いので、地の文・会話文・心の声に別々の声を割り当てる機能を活かせます。動作も軽快です。

VOICEVOX を入れる

  1. VOICEVOX 公式サイトからインストーラをダウンロードして実行します。
  2. GPU がない場合は「CPU版」を選びます。問題なく動作します。
  3. インストールしたら VOICEVOX を起動して、そのままにしておきます。
  4. 拡張機能の設定パネルを開き、VOICEVOX タブを選びます。「接続中 ✓」と出れば成功です。
  5. 話者とスタイルを選んで、「設定を保存」を押します。

うまく繋がらないときは、ブラウザで http://localhost:50021/version を開いてみてください。バージョン番号が出れば、エンジンは正常に動いています。

COEIROINK を入れる

  1. COEIROINK 公式サイトからダウンロードして展開・実行します。
  2. 起動したままにしておきます。
  3. 設定パネルで COEIROINK タブを選び、話者を選んで「設定を保存」を押します。

確認用URLは http://localhost:50032/ です。

会話文に別の声を割り当てる

VOICEVOX / COEIROINK を選んでいるときは、設定パネルに「会話文1の声」「会話文2の声」「心の声」が現れます。 それぞれ別の話者を割り当てると、地の文と会話が声で区別されて聴き取りやすくなります。 「全般と同じ」にしておけば、すべて同じ声で読み上げます。

なお、この拡張機能は音声を再生するだけで、保存も配布もしません。 各エンジンのキャラクター規約は主に「生成した音声を公開・配布する場合」の制約なので、 自分で聴くだけの読み上げであれば、クレジット表記なども不要です。

うまくいかないとき

▶ を押すと「接続できません」と出る

「設定を保存」の押し忘れがほとんどです。 設定パネルを開いて、声を選んだうえで保存ボタンを押してください。

たとえば以前 COEIROINK を使っていて、あとから VOICEVOX のタブに切り替えた場合。 タブ上には VOICEVOX の話者一覧が表示されますが、保存ボタンを押していなければ、 実際に保存されているのは以前の COEIROINK の設定のままです。 その状態で再生すると、起動していない COEIROINK へ接続しにいって失敗します。

エラーに表示されているエンジン名を見てください。 自分が選んだつもりのエンジンと違う名前が出ていれば、保存されていないということです。

VOICEVOX / COEIROINK のタブが「未接続」になる
  1. エンジンが起動しているか。VOICEVOX / COEIROINK のウィンドウが開いたままか確認します。
  2. 確認用URLが開けるか。VOICEVOX なら http://localhost:50021/version、COEIROINK なら http://localhost:50032/ をブラウザで開きます。ここが開けなければエンジン側の問題です。
  3. エンジンを起動したあとに設定パネルを開き直すと、話者一覧が読み込まれます。
エンジン側で CORS の設定は必要?

不要です。設定を変更しないでください。

VOICEVOX の設定画面には「CORS Policy Mode」という項目がありますが、 この拡張機能を使うために変更する必要はありません。初期値(localapps)のままで動作します。

接続できない場合、原因はほぼ「エンジンが起動していない」か「設定を保存していない」のどちらかです。 CORS 設定を all に変えると他のソフトからもエンジンにアクセスできる状態になるため、変更は勧めません。

声が途中で変わる / 一部が読み飛ばされる

会話文(「」で囲まれた部分)や心の声(()で囲まれた部分)に別の声を割り当てる機能が有効になっています。 設定パネルの「会話文1の声」「会話文2の声」「心の声」を「全般と同じ」に戻すと、すべて同じ声になります。

また、絵文字や特殊記号は音声合成できないため取り除かれます。 ごく一部の文が合成に失敗した場合は、その部分だけ読み飛ばして再生を続けます。